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2007年8月長女・2010年3月次女の出産記録


by miyumiri
出産を終えて

今回の私の「無痛分娩」は、計画出産ではなく、陣痛から始ったため、
自然に襲ってくる陣痛の波に、麻酔の力を上手く借りて乗れた感じでした。
だから、出血もほとんどなく、良いとこどりだったように思います。

さらにラッキーだったのは、昼間の出産だったこと。
長女が保育園に行っている間だったので、
精神的心配がかなり緩和されて、出産に臨めました。
夜中だったら、長女の対応等、色々気になっていたと思います。

31日早生まれだった点を除いては、本当にベストなタイミングでした。

*その後、4月には品川区の入園予約制度で早々と行ける保育園が決定した次女。
全て見越した早生まれだったのかもしれません(笑)


「自然分娩」「無痛分娩」の両方を経験した私ですが、
出産は本当に人それぞれ、赤ちゃんそれぞれのモノ。
第一子の自然分娩でとても苦労したので、二回目は「無痛分娩」という選択しか私に考えられませんでしたが、
第一子の出産も、無事産まれたことで、結果オーライ、満足してはいます。
(当たり前ですが、出産が痛かろうが、痛くなかろうが、子供の可愛さは変わりません)

とはいえ、「無痛分娩」と言いつつ、第一子以上に「自然な分娩」だったと感じてます。

「痛み」とそれに伴う「苦痛(皆に伴うものではないと思いますが、私は初回に感じたので)」は
医療技術によって取り除いてもらいましたが、
子供を生みだす作業に関しては、母親が主体的に行うもので、
その行為を自分が満足できるように行えたと思います。

それに、今回の出産に関しては、とにかく、産婦人科の先生の考えもあって、「運動!」を実践したのが、
自分なりには大きかったと思います。
産休に入る前も週1でマタニティビクス、産休中は出産日前日まで、週3~4でビクス、ヨガに励んでました。
まあ、これも、自己満足ですが。

「お産」は母親が「どんなお産になるか、やってみたいとわからない」中で、
主体的に準備して、主体的に臨むもの。
その、「主体的」に出来る部分を、自分なりに最大限、頑張って、
あとは、結果的に、トラブルがあるかもしれないし、どーんと構えるしかない。

そんななかで、いかに自分が満足できる出産ができるか。
その自己満足的な部分で、今回は、思い通りの出産ができて、大満足!!

結局、「お産」は、どんな形であれ、妊婦が「満足」だったら、良いものなのかも~っ。

なにはともあれ、赤ちゃんを生み出してしまえば、「お産」は過去のもの。
マラソンのようにゴールする前は「もうイヤ」と思いながらも、「ゴール」しちゃえば、
その快感、達成感、そして眼の前の赤ちゃんへの思いで、過程のことはどうでも良くなってしまう、
それが、母親の強さなんでしょう♪

二つのお産を経験して、やっと、二つとも「あ~楽しかった!」と言えるようになった私です。
# by miyumiri | 2010-09-01 13:33 | 次女出産(無痛分娩編)
分娩室へ

13:30 再び、分娩室へ。
カレに笑顔で手を振る私。
「保育園に行くのは16:00前だからねー!!それまでに産まれるかわからないから、
途中でも、保育園に行ってね!」と念を押しました。

分娩台で足をあげる態勢をとると、にわかに緊張してきました。
リラックス!リラックス!
NSTの画面によると、かなりの頻度で陣痛が襲ってきていて、
すぐにイキミ開始することに。

全く痛みがない中で、逆にイキめるのが不安だったし、
最初の数回はちゃんとイキめているのかわからなかったけれど、

(たぶん数回で)「髪の毛が見えてきたよ!」と言われて、え!と拍子抜け。
長女の時は、ココまで来るのが果てしなかったから。

そして、そこからは、自信を持って、冷静にイキむことができました。
ヨガで練習した「赤い→」(いきむ方向の象徴)も見えました。

自分がものすごく冷静で、状況を楽しんでいることに驚くほど♪
看護婦さんや助産師さんの「イキんで!」という言葉より前に、自分でNSTの画面を見て、
イキめ、「なんでそんなに冷静なの?上手!!」とほめられたほど。

痛くないといっても、何か気持ち悪い感覚みたいなものはあるのかな~と想像していた無痛分娩でしたが、
全くそんなことはなく、痛みがないので、
逆に感覚が研ぎ澄まされて、自分の体、産まれてくる子供に意識が集中できたように思います。
前回はとにかく「火事場の馬鹿力」で苦し紛れに生み出した感が強いのに比べて、、自分の体と赤ちゃんの共同作業的な感覚もかなり味わうことができました。


あっというまに「パパに産声を」という最終段階になって、びっくりでした。
(立会い希望ではなくても、分娩室に入って、カーテン越しに、産まれる瞬間の声は聞かせてくれるのです)

そんなときに、先生が登場して、少し会陰切開をして、
イキむこと数回、
14:49 次女が産まれてきました。

スタッフ一同「大きい!!」とびっくり。
(これは、長女の時のデジャブかと思いましたよ)
出てきてすぐに私の上に置かれた次女。
顔が長女そっくりでそっくりで、可笑しかったです。

体重を計ると3830g。これには、一同再び、びっくり。
切迫早産で入院して点滴のために大きく産まれたと思っていた長女よりも大きいとは…。
その大きさを聞いて、改めて「無痛で良かった」と思いましたよ(笑)

で、二回目の出産を終えた直後の感想はまず
「無痛分娩はスゴイ!」ということ。

第二子が無事産まれてくれたことに感動したのと同時に、
その技術の素晴らしさ、
あえて、無痛分娩を妊婦の為に24時間対応してくれてるこの病院の思想、麻酔医の尽力に感謝しました。

だって、産婦人科医は、トラブルがない限り基本的に医学的処置をする時だけ顔を出すくらいですが、
麻酔医は、分娩中、ずーっと付いている必要があるわけですから、負担も大きい訳です。
でも、それが非常に心強かったです。

(ちなみに田中の麻酔の先生(私があたった)は、
自分の出産の痛さの経験から、麻酔医になった方なので、
なおさら、心強かったです)

次女には「この世からあらゆる痛みをとる麻酔医になってくれたら、うれしいな」と
なーんて、カンガルーケアをしながら思ってしまいました。
# by miyumiri | 2010-08-31 22:43 | 次女出産(無痛分娩編)
いよいよ麻酔!

12:00 (麻酔の為に)分娩台へ
いよいよ結構な痛さになってきて、「コレ!コレ!」と忘れていた陣痛の痛さを思い出す。
長女の時にイヤというほど味わって、忘れられないがために無痛を選んだのに、
人間って具体的な痛さなんて実際は忘れるもんだ!と変なことに感心する。

背中を丸めて、陣痛の合間に麻酔をうってもらう。
女性の先生が、不安感を払しょくするように、一つ一つ道具や手順を説明してくる。
(事前にも詳しい説明はされてます)

その間にも痛みが襲ってきて、
「お願い!!早く麻酔効いてよー!!」と祈るような気持ちに。
硬膜外への麻酔は、針を入れるときは多少痛いと聞いていましたが、
陣痛の合間である為か、全く感じませんでした。

先生の「すぐに効く麻酔も入れましたから」という言葉に救われる。

そして、処置が終わり、麻酔のカテーテルを背中に差したまま、ベッドに戻る。
カテーテルは細くて柔らかい為、全く違和感がなく、麻酔がかけられている状態なのに、
全てが普通なので、なんだか安心しました。

その後、入院する部屋で子宮口がMAX10cmになるのを待つ。
麻酔は、手元のスイッチで自分で追加できるようになっていて、
「痛ければ、スイッチ押してください」とのこと。
スイッチはコントロールされていれ、必要以上は追加できない仕組みになってます。

私の場合は途中、生理痛がひどいくらいの痛さを感じる時があり、手元のスイッチを押しても、
いったん押すと、5分くらいは次のスイッチが聞かないので、
看護婦さんに言って、追加してもらいました。

友人から
「自然分娩を経験した経産婦は、一度かなりの痛さを経験しているから
『陣痛の痛さはこんなもんじゃない』と、
麻酔が効いてなくても、我慢しがちだけど、
麻酔が効くと、全く痛くなくなるから、絶対我慢しちゃだめだよ!」
と、アドバイスされていたので、、助かりました。

看護婦さんも、
繰り返し「全く痛くなくなりますから、少しでも痛かった言ってくださいね」と言ってくれるので、
安心、安心。

全く痛くない状態で、NSTの画面で陣痛が来ているのを眺めながら、
子宮口が10cmまで開くの待っていたころ、
(というか、暇で、テレビを見てました)
カレが病室に到着!

2人で笑顔で談笑。
「本当に痛くないんだねー」とカレも不思議そう。

途中、人工的に破水させると、赤ちゃんが降りてくるのが早まる可能性があるということで、
その処理を行う。

そして、ついに10cmまで開いたということで、分娩室に移動することに。
# by miyumiri | 2010-08-31 22:34 | 次女出産(無痛分娩編)
出産当日

予定日の4/4の5日前、計画出産日の4/2の3日前。
保育園のことやもろもろを考えれると、なんとか早生まれは避けたいと、
予定日を聞いたときから祈り、このころになると、毎日がドキドキ。
それでも、大丈夫と信じてました。
(前駆らしきものが夜あっても、気付かないふりをして、
「まだまだ」と言い聞かせてたくらい(笑)

とはいいながら、心のどこかでは「自分の好きなタイミングで出ておいで~」とは
言い聞かせてました。それが当然ベストですから(笑)

そんな3/31。長女の保育園のさよなら会、進級おめでとう会の日。
リス組最終日の雄姿を夫婦で見に行くのを楽しみにしていた日。

そんな日にはじまりました♪

8:00 普通どおり起床
なんだかお腹が痛い。下痢かな~と、お腹の痛みと便意がリンクして、
なんどか、トイレに行く。

9:00 父さんと長女が保育園へ。
我慢できる程度の痛みは一向に収まる気配がない。
かといって、痛みがひどくなることも、頻繁になることもないので、
昼間なのに前駆陣痛かな~と思いながら、
朝食のパンを食べる。

9:30 一旦横になる
状況は変わらないが、陣痛であってほしくないので、寝たら治ることを期待して横になるが、
少し痛みが強くなり、生理痛を痛くなるような感じで、「ヤバい、今日かも…」と思ってしまう。
陣痛の可能性を考えつつ、お風呂に入ることに。
(だって、入院したら、頭をしばらく洗いたくなかったので(ヨガの先生の言葉より))

10:00 入浴。
入浴中は痛みが緩和されるも、上がると、痛みが襲ってきた。
現実から逃げず、やはり病院にTELしようと思いなおす。

10:15 病院にtel
「いつ産まれてもおかしくないので、すぐに来てください」と言われる。
やっぱりですか~…。

10:20 タクシー会社にtel

10:35 
もともと用意してあった荷物(小型キャスター)と、
破水した場合に備えてバスタオルをかかえて、タクシーに乗り込む。
(タクシーから病院への経路は、予行演習でタクシーで学習済み)
15分程度の道中、1度だけ痛みが襲ってくる。
なんだか、ドラマみたいな状況に笑えてきた。

11:00前 病院到着!
やーっと見てもらえる!と思いきや…
普通に受付して、血圧測定や採尿を自分で行い、普通に待合室で診察待ち。
えーー!!!おいおい!!早く診察してよー!!
よりによって稀にみる混み具合で、30分弱待たされる。
その間、マタニティビクスで知り合った友人に会って、談笑。
「今、陣痛中みたいで…」という自分に笑えてきた。

時々看護婦さんが「大丈夫ですか?」と声をかけてくれるけど、
大丈夫なのか、大丈夫じゃないのか、と言われれば、陣痛中じゃなければ、大丈夫なわけで。
まあ、10分間隔で痛みがきたけど、ぐっと何かをつかんでいれば耐えらる痛さ。

11:30 やーっと診察室に呼ばれた。
「あ、今日の先生、確か私の母校の医学部出身だったなぁ。これも何かの縁か~」
となぜかうれしく思う。

このころには、5~6分間隔になって、立っていられないくらいの痛さ。
内診では既に子宮口が6cm開いているいるということで、その場で入院決定!

やっぱり早生まれになりますかー?!
進級の会、ママ行かなくて、長女は悲しがるだろうなぁ。見たかったな~。
でも、仕方ないか。というかんじ。

陣痛の合間に、急いで階段を上り、着替えをする。
その間も5分間隔で陣痛が襲ってきて、そのたびに、行動が止まる。

そして、急いで、麻酔をかけるために、いよいよ分娩室にGo!!
# by miyumiri | 2010-08-31 22:02 | 次女出産(無痛分娩編)
長女(胎児名ミリ)の出産記の最後で、
万が一、次回があれば、「絶対無痛分娩ににします!」と書きましたが、
その万が一が起きて、2年半経って、「無痛分娩」を経験することができました♪
(長女の時よりかなり短くなってるのは、御愛嬌ということで(笑)

ちなみに、私が出産した病院は「田中ウィメンズクリニック」

院長先生は「硬膜外麻酔による無痛分娩法」を日本国内で最も早く導入した
パイオニアであり、経験豊富な方で、先生の「無痛分娩」に対する考え方も
第一子に「自然分娩」にこだわっていた私にも納得がいくものでした。

(マタニティビクスを作りだした先生でもあり、通院中、様々な実験や調査の協力を
求められるという研究熱心、かつ個性的に面白い方です)

*無痛分娩の方法やリスクについては、
病院のホームページに詳しく記載してあるので、参照ください。

自宅近くにこの病院があったというのは、
私にとって、本当に本当にラッキーなことでした。
(無痛分娩ということ以外にも、病院自体はアットホームで、診察の待ち時間はほとんどなく、
先生方も優秀で感じのよい方ばかりだし、
入院中の食事はそれはそれは豪華で美味しかったです。
その分、非常にお値段も張りますが…)

結果的に無痛分娩での出産は、私にとっては申し分なく、素晴らしいものでしたが、
二回目の出産であること、前回は切迫流産で妊娠後期に1か月入院したのに対して、
今回は出産前日まで運動したり、長女の送り迎えをしていたりと、
かなり体を動かしていたりと、1回目の自然分娩と単純に比較できるものではありません。

そもそも、出産は、出産の数だけ個性があるもんだしねー(笑)

そして今は、二つ経験できて面白かった!と思ってます。
# by miyumiri | 2010-08-31 21:40 | 次女出産(無痛分娩編)